問題はここへ
解答
が二次無理数とであると仮定すると,なる整数が存在して
が成り立つ.このときであり,
なので,
が成り立つ.ここで三角不等式より,
この各辺にを乗じて
を得る.ここで,
であるので,が成り立ち,
はさみうちの原理よりが成り立つ.
よって,に対してある自然数が存在して,
なる任意の自然数に対してが成り立つ.
また,任意のに対しては整数なので,
なる任意の自然数に対してが成り立つ.
のときなので,,
すなわち,
が成り立つ.ここでは整数なので,
はを割り切る.
これがなる任意の自然数に対して成り立つので
を得る.
が奇数のときは,が偶数のときはなので,
この2つの式を連立させてを得るが,
これはに反する.
したがっては二次無理数ではない.
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